人生の楽園は、岐阜県の南部に位置する美濃加茂市が舞台。
古くから果樹栽培が盛んなこの地で、定年退職後、父親が始めた梨農園を継いだ福田好朗さん(70歳)と千恵子さん(69歳)が主人公です。
梨農家の末っ子として生まれた好朗さんは、
- 高校卒業後、紡績会社に就職、その後、大手電機メーカーに転職。
- 23歳で千恵子さんと結婚、2人の子供が生まれます。
- 定年後、好きなことを楽しんでいたが、次第にすることがなくなり、「自分の人生は何なのか、これで終わりか」と虚ろな気持ちになります。
- そんなある日、実家の梨畑を継いだ兄が体調を崩してしまい、梨栽培を手伝うことに。
- その後兄が亡くなり、好朗さんは決心し「父と兄が育てた大切な梨の木を絶やしてはいけない、守っていこう」と。
- 62歳で千恵子さんとともに本格的に梨栽培を始めました。
福田家の梨畑
幸水、豊水をはじめ8品種を育てています。
梨作り8年。
家族から継いだ大切な梨畑を守るため、毎日、畑に足を運ぶ夫婦のと応援してくれる地域の皆さんとの交流の様子が紹介されました。
冬の剪定から収穫まで一年中世話が欠かせない梨作り。
梨栽培初心者の好朗さんは、兄の妻・ミシさんに育て方をイチから教わり、懸命に覚えていきました。
「梨作りは大変だけど、できた時は嬉しい」と語る好朗さん。妻の千恵子さんも収穫や箱詰めなどの作業を手伝ってくれます。
日本モンキーセンター
車に梨を積み込んで向かったのは、愛知県犬山市にある猿だけの動物園「日本モンキーセンター」。収穫前の台風で落ちてしまった梨を、もったいないので、猿たちに食べてもらおうと来ていました。
美味しそうに食べる猿たちに「いいもの見せてもらった」と嬉しそうな好朗さん。
休耕田はもったいない
好朗さんがもったいないと感じているのが、高齢化や後継者不足の影響で増えてしまった休耕田。
20年ほど休耕している実家の田んぼで栽培するのは、マコモタケです。
今シーズン初収穫のこの日、シルバー人材センターの皆さんと千恵子さんとともに、一気に刈り取ります。
カゴいっぱいのマコモタケを収穫し大満足。
マコモタケのきんぴら・天ぷら
梨の出荷を終えた福田さんの作業小屋に大勢の人が集まります。
まだマコモタケを食べたことのない人もいるので、仲間たちに食べてもらおうと、友人、知人に声をかけていました。
千恵子さんが作ったのは、マコモタケのきんぴらと天ぷらです。
「うまい」と大好評。
新たに挑戦して良かったと思う瞬間でした。
山之上果実農業協同組合
果樹栽培が盛んな山之上町の秋の恵みを味わえる。
今年の豊水の販売は終了していますが、11月、12月からは、愛宕や晩三吉という品種が旬を迎えます。
お問い合わせ:9時~17時
電話:0574-25-4101
里山公園青空市場
好朗さんも栽培しているマコモタケ。
シャキシャキとした食感が特徴で、炒め物、天ぷらにしても美味しい。
収穫時期が短いため、売れきれの際はご了承くださいとのこと。
お問い合わせ
電話:0574-27-2217
営業時間:9時~17時
まとめ
人生の楽園は、岐阜県美濃加茂市で梨農園を営む福田好朗さんと妻の千恵子さんが主人公です。
一年中世話が欠かせない梨作り。
梨を収穫・出荷したり、休耕田でマコモタケを栽培したりと大忙しです。
お二人の日々の奮闘ぶりと応援してくれる地域の仲間との交流の様子について紹介されました。
福田さんたちが栽培する梨を食べてみたいですね。
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