シューイチ(2018年4月29日放送)の中山のイチバンのコーナーで、愛知県碧南市にある石川鋳造の「世界で一番お肉が美味しく焼けるフライパン」が取り上げられました。
自動車部品や重機を中心に80年、鋳物製品を製造する会社です。
なんと現在予約で1年待ち!だという大人気の「誰でもお肉がおいしく焼ける!?」という話題の一生使えるフライパンです。
お肉が美味しく焼けるフライパン「おもいのフライパン」を開発したのは石川鋳造4代目社長の石川鋼逸さん。
見た目は普通のフラパンですが、何が違うのか?
おもいのフライパンを持ってみると重い!
重量は1.2㎏あるそうです。
通常のフライパンよりも重いフライパン。
- おもいのフライパン 9,720円
通常のフライパンは軽量化に向かっているが、逆にどうして重くしたのか?
実はこの重さがお肉がおいしく焼ける秘密が隠されているといいます。
フライパンを焼き比べ!
そこで、一般的なフライパンとおもいのフライパンで焼いたお肉の食べ比べをしました。
焼いてくれたのはフードクリエイター「おかちまい」さんです。
同じ種類の2つのお肉を同じ時間、同じ焼き方で調理します。
片面1分ずつ同様に焼いた結果。
- 一般的なフライパンで調理
おいしい。普通に美味しい。 - おもいのフライパンで調理
違う!うまい!!
ジューシーで肉汁の出方、閉じ込め方が違う。
噛んだ瞬間のジュワーが全然違う。
一般的なフライパンで調理したお肉は箸で持った時に硬いが、おもいのフライパンで調理したお肉はとても柔かいことがわかる。
さらに中がしっとりしていて、しなりが大きい!
なぜお肉が美味しく焼けるのか?
鋳物(溶かした金属を型に入れ固めて作った製品のこと)は、熱伝導が良く、蓄熱温度が高いので熱が均一に伝わること。
熱伝導の良さと蓄熱温度の高さ
なので旨味を閉じ込めてジューシーになるってわけです。
そして、大切なのは分厚さ。
一般的なフライパンよりも厚くすることで鋳物の強みを最大限に引き出している。
10年前に着想した鋳物フライパン「おもいのフライパン」です。
なぜ、フライパンを作ったのか?
自動車関連の部品を製造していた会社の未来を見据え、新たな挑戦をした。
鋳物の熱伝導の良さに着目。
フライパンを作る結論に達して開発した。
ふるさと納税 おもいのフライパン
おもいのフライパンの製造工程を見学
数種類の鉄を高温で溶かして型に流し込んで製造する方法
- 約1500℃の鉄の溶けたフライパンの原料を入れる。
- 約1500℃の鉄が溶けた液体を砂型へ入れる。
職人技1注ぎ方
スピードや量を調整して型へと注ぐことで表面などのできあがりに差が出る。 - 型から取り出し余分な所を削り磨いていく。
職人技2研磨技術
約80年積み上げてきた技術力の賜物 - 仕上げの工程 出っ張りを無くす。
職人技3こだわりのひと手間
わずかに出っ張る部分をひとつひとつ取り除く
これだけ手間がかかるので、1日の生産台数は10~20枚ほどしかできないそうです。予約1年の意味がわかりますね。
そして、おもいのフライパンは、無塗装でコーティングなしなので、使えば使うほど油付きがよくなり焦げにくいフライパンになるそうです。
お手入れ次第で長年(一生)使用することが可能です。
さらに焼くだけじゃないフライパン。
おもいのフライパンは、焼くだけでなく、煮る、オーブン料理、揚げる、蒸すなどさまざまな調理に対応しています。
特に揚げ物にオススメ!
油が均一に温まり、温度が下がりにくい。
揚げ物もとてもおいしいそうです。
フードコーディネーターのおかちまいさんも「このフライパンを使うだけで難しいことをしなくても(いろんな手間が省ける)おいしくなる」と絶賛です。
石川鋳造(おもいのフライパン)
URL:http://omo-pan.net/
まとめ
予約1年待ちの世界一お肉がおいしくなるフライパン「おもいのフライパン」がシューイチで紹介されました。
製造者さんたちの「いろんなおもいの詰まったフライパン」でした。
今後は、設備投資、人材の育成等をして1日でも早くフライパンを出せるように日々がんばっていくそうです。
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